井本コーチ遠征帯同記(ギリシャ)

遠征帯同記

 

 

 

【開催国】ギリシャ(イラクリオン)

【大会グレード】$15,000

【期間】5月15日〜29日

【選手】羽澤慎治

【結果】1週目 ベスト4

    2週目 ベスト16

 

イラクリオンは昨年に続き2回目という事もあり、宿泊はAirb&bを使って会場の外、徒歩20分くらいのところで経費を抑えました。円安と海外の物価高騰が相まって、海外を転戦する選手達には経済的にも非常に厳しい期間が続いています。会場のリゾートホテルに泊まれば朝昼食事付きで15,000円/泊以上になり、多くの選手は離れたホテルや家を選手間でシェアして経費を削減しています。

 

下部大会を回っている選手達の多くはコーチを帯同できず、一人で転戦している人を多々います。こういった事もクラブ間で上手く連携できれば、経費を抑えてコーチをシェアすることも可能なのですが、共通の目的を持った方々と協力して早急に解決して行きたいと思います。

イラクイオンは特にドイツからの観光客が多く(フランクフルトからの直行便が毎日ある)、この島の人は流暢なドイツ語を話す方が多くいます。日本でいうハワイみたいなところですね。(笑)

ギリシャ神話発祥の地として至る所に古代遺跡が残っています。島の大きさは兵庫県くらいなので、車があれば数日で色々なところを観光できる島です。

大会は男女共催ですが、男子がハードコート、女子がレッドクレーでの試合になります。

コートは昨年よりも球足が速くなっていましたが、それでも比較的スローでよく弾むコートです。ボールはこれまで見たことのないブランドのもので、摩耗も早くすぐにヘタってしまい数ゲームするとストリングにひっからなくなり、ボールが抜けてアウトが出てしまいます。常に厚い当たりでボールを潰してスピンをかけられる技術を持っていないと、ボールをコートに納めるのに苦労することになります。

 

羽澤選手は、今年慶應義塾大学を卒業しプロに転校。サーブとネットプレーが得意な攻撃的なプレースタイルです。身体が強くタフマッチを連日戦い抜ける強さを持っています(さすが慶應のエース)。まだまだ課題はありますが、サーブとネットプレーを軸に攻撃的なスタイルで、グランドスラムを狙って行きます。👍