【開催国】タイ(チェンライ)
【大会グレード】$15,000
【期間】4月18日〜30日
【選手】清水悠太
【結果】1週目 ベスト4
2週目 ベスト8
【選手】羽澤慎治
【結果】1週目 ベスト16
2週目 ベスト16
いよいよ東南アジアでもITFサーキットが再開され始めました。タイのチェンライはタイの軽井沢と呼ばれるタイ北部に位置する田舎町で、比較的(あくまで比較的)涼しい所だそうですが、4月下旬で日本の7月より暑く湿度も高いので立っているだけで汗まみれになってしまいます。😅
バンコクは大会をするには暑すぎること、コート使用料のことなどを考慮して、今後はチェンライでITFの大会を開催する方針だと聞きました。個人的にはバンコクからさらに飛行機を乗り継ぐこともあり、バンコクで開催してもらいたいのですが・・・。
チェンライのコートはとても球足が速くよく弾むコートで、ビッグサーバーを相手にするとリターンが難しく、サービスゲームをブレークするのが困難な状況でした。
試合期間中に降った雨の影響でコートの表面が剥がれてしまい、応急処置として剥がれた部分を塗り直しており、その新しい部分だけは球足が遅くなるという、ストローカーにとっては更に難しい状況が重なります。
ボールは11ゲーム、13ゲームでチェンジされます。1stセットの2ndセットではボールの摩耗からゲーム内容が変わってきます。ファイナルセットの序盤〜中盤でボールチェンジになるので、それらを踏まえて全体の戦略、ストーリーを構成します。
フューチャーズ(ツアー下部大会)では、コートコンディションを含めた環境との戦いがあり、如何に早く適応できるかが大きな鍵になってきます。
今大会では、両選手ともに速いコートとビッグサーバーに対し厳しい試合が多かったですが、まさしく死力を振り絞り全ての試合・ポイントで立ち向かって行きました。ジュニア達も見れば伝わる「気持ちの強さ」が彼らにはあります。
結果は満足できるものではなくても、試合にかける思い、克己心が明確に感じられる大会となりました。あとは幾つかの課題をクリアーし物事が好転するのを待ちたいと思います。