横田コーチ遠征帯同記(2022年8〜9月)

遠征帯同記

 

*1週目 ポルトガル(レイリア)

「大会グレード」$25.000

「結果」ベスト4

前回来た時は異常気象により40度を越す暑さでしたが 、今回は 22度〜25度程でこの時期のヨーロッパは過しやすい気候です。

試合は順調に勝ち進み3回戦で第2シードの選手と対戦します。同じ年齢の日本人選手でジュニアの頃からトップ選 手で1度も勝った事のない選手でした。

1st 6-4で先取し2nd set 1-6 で落としファイナルセットへ。 ファイナルセットは怒涛の攻撃で 5-2 になり本人も観ている私も勝利を確信した瞬間でした。サーブを打った瞬間痙攣が起こりました。そのまま一気に 5-5 まで追いつかれ、本人は何故ここでという悔しさで泣きそうになりながらも、最後は根性をみせ 7-6 で勝利しました。

観客も私も感動する素晴らしい戦いでした!! この流れで優勝と思いましたが、そんなに簡単ではありません。次の試合で元 20 位代の選手に完敗しました。

 

*2週目 ポルトガル(サンタレン)

「大会グレード」$25.000
「結果」

1回戦からランキング上位の選手と接戦を勝ち上がり2週連続準決勝へ駒を進めました。

3回戦 勝利の瞬間
 

今週は決勝へと意気込み臨んだ準決勝。

お互い一歩も譲らず勝負はファイナルセットへ。サービスキープが続き 3-4 でこちらのサーブ。ファーストサーブの確率が落ちセカンドサー ブを打ち込まれブレークを許すと最後はキープされ 3-6 で ゲームセット。

1度のチャンスをものにされました。 こちらも何度もブレークチャンスがありましたがブレーク ポイントでの相手の攻撃的なセカンドサーブでブレークさせてもらえず、最後まで弱気にならず自分のサービスをキープし続けた相手選手は 17歳ながら素晴らしいプレーヤーでした。

先週のベスト4に続き2週連続ノーシードからここまで勝ち上がり、よく頑張ったと思います。

 

3週目 ポルトガル(カルダシュ・ダ・ライニャ)

「大会グレード」$60.000
「結果」2回戦敗退

初めての W60 の大会に出場しました。 今まで出場していた大会よりレベルが高いため予選からの出場でした。本戦よりもスタートが早く、負けてそのまま移動という大変なスケジュールでした。

予選の2試合は危なげなく勝利。本戦の一回戦の相手は第 5シード。今年のウィンブルドンでは2回戦で世界ランキ ング1位のシフィオンテクとファイナルセットまで戦った強敵でした。

スコアは 5-7,6-4.6-4 と大接戦を勝ち切りました。2回戦ではファイナルセット 4-1 とリードするもそのまま5ゲーム連取され敗退。

それでも今回の遠征では今まで勝てなかったランキング上位の選手に勝てるようになり、試合を重ねながら成⻑を感じた手応えのある遠征でした。