井本コーチ遠征帯同記    (マレーシア)

遠征帯同記

【開催国】マレーシア(クアラルンプール)

【大会グレード】$15,000

【期間】7月25日〜31日

【結果】

清水悠太 シングルス 準優勝 / ダブルス 優勝🏆

羽澤慎治 シングルス ベスト8 / ダブルス 準優勝

 

15年ぶりのマレーシア。室内でのマスク着用の要請はあるものの、日常生活はコロナ以前のものに戻った感があります。

マレーシアに来てもやはり若干の物価高と日本円安の影響で、日本での生活とほぼ同等のお金の消費具合でした。

クアラルンプールでは週末にフードフェスティバルが催され、現地の人はもちろん外国人の観光客も多く訪れ、活気に満ち溢れていました。😊

 

試合はというと、暑さと湿度のダブルパンチで選手の消耗具合が半端なく、シングルスの後のダブルスを棄権する選手もチラホラと出る感じで、まさに環境に適応出来た者に大きなチャンスが訪れる大会になりました。

ドローの組み合わせ上、清水・羽澤の両選手は3回戦で対戦することになり、清水選手が完璧なプレーで羽澤選手を倒し、そのまま決勝戦まで勝ち進みました。

決勝戦の相手(ベトナム人)は直近のベトナムのフューチャーズで3大会連続優勝。

19連勝中の勢いと自信に満ち溢れており、清水選手のボールを鉄壁のディフェンスで何度も返球してくることでプレッシャーをかけてきました。清水選手も試合序盤は攻勢に出て良いテニスが出来ていただけに惜しかった試合でした。

ダブルスは対戦相手の棄権などもありましたが、清水・田沼ペアと羽澤・竹内ペアの日本人決勝となりました。

 

 

【開催国】マレーシア(クチン)

【大会グレード】$15,000

【期間】8月1日〜7日

【結果】

清水悠太 シングルス 優勝🏆 / ダブルス 優勝🏆

羽澤慎治 シングルス 1回戦敗退 / ダブルス ベスト4

クアラルンプールから飛行機でおよそ2時間の離島にあるクチンには、13年前の13歳以下国別対抗(ワールドジュニアアジア予選)で来て以来で、その頃の何も変わっていない風景に懐かしさと時間の経過の早さを実感しました。😅

クチンは更に体感的に湿度が高く、ボールは重くコートは遅い。まさに我慢比べのフィジカルバトルを予感させる要素が満載でした。

実際に試合が始まると、ラリーは長くなり選手達は日を追う毎に消耗していきました。清水選手も例外ではありませんでしたが、バリエーションに富んだ攻撃的なプレー内容で3回戦以外は全く危なげなく勝ち上がることが出来ました。

決勝戦の相手は先週優勝したあのベトナム人。リベンジの最高の舞台が用意されましたが、ベトナムのLy選手は準決勝で3時間半の激戦を戦ったために、決勝戦当日は満身創痍でした。⤵️

ただこれもトーナメントの一部であり、そんな相手に全く付け入る隙を与えないで完封勝利した清水選手のプレー内容は完璧でした。

西岡選手がツアー(ATP500)で決勝まで勝ち進むという快挙に刺激を受け、次世代の筆頭選手としてここから大きく羽ばたいていってもらいたいです。😀